住宅の設計業務の内容は、次の4つに分かれています。
 
1. 基本設計・・・設計の大枠を決める
2. 実施設計・・・設計の詳細を決める
3. 設計監理・・・設計図の内容をもとに完成までの監理
4. 工事管理・・・設計図の内容をもとに完成までの工事管理
 
ここでは、それぞれについて具体的に説明してみたいと思います。
 
 

基本設計

 
 

敷地調査

建設予定地の法的条件・土地の形状・広さ(測量図を確認。なければ現地測量)・周囲の環境・日の入り方等、建設予定地を調べます。

 
 

家作りのための打合せ

まず質問形式でヒアリングシート・相談シートを作成します。お客様の希望・条件等をある程度整理していただきます。 ヒアリングシート・相談シートを作成にあたって、すまいに対する要望の優先順位を考えていただきます。
また、すまいに対する要望・すまいに対する考え方・日常の生活のパターン・暮らし方(どのように暮らしていきたいのか)・将来の展望・建築予算・家族構成・仕事・趣味等を確認(ヒアリング)させていただきます。

 
 

基本設計のための打合せ

ヒアリングシート・相談シート・家作りのための打合せの内容をもとに、外観デザイン・間取り・外構工事(庭・駐車場)・造成工事等の内容の打合せをします。
打合せの内容をもとに基本設計図面作成にとりかかります。

 
 

基本設計図面の作成

配置図・平面図・立面図・外観パースの4図を作成します。

 
 

概算見積書の作成

住宅新築における費用を社内データに基づいて、概算見積りします。
また、建築・土地・融資諸経費も含めた資金計画をご相談させていただきます。

 
 
 
 
 
 

実施設計

 
 

実施設計のための打合わせ

屋根材・外壁材・内装仕上材(床・壁・天井)
外部建具(窓・ドア等)の材質・位置・サイズ・メーカー等
内部建具(ドア・ふすま・障子等)の材質・位置・サイズ・デザイン・メーカー等
キッチン・浴室・照明器具等の設備器具のメーカー・デザイン・仕様等
造り付けの家具(玄関収納・食器棚・収納棚等)の材質・デザイン・仕様等
 
上記を主とする細部の仕様打合せをします。

 
 

実施図面の作成

外部仕上表・内部仕上表を作成します。
また、耐震性・耐風性を確認するため軸組計算書を作成します。

 
 
 
 
 
 

設計監理

 
 

工事見積書の検討

必要な材料(材木等)の数量など見積りに漏れがないかなどの工事内容や価格等が適正であるかどうかを確認します。
 
見積書の内容が図面と異なったり、予算等の関係で変更になった場合は再見積りをし、内容の再検討をします。軽微な変更の場合は差額計算書をお渡しいたします。

 
 

建築確認申請

役所・関係諸官庁に必要な書類を提出します。

 
 

現場監理

現場にて、工事が図面どおりに進んでいるか、設計図どおりの材料が入っているか、工事に間違いがないかなど工事内容をチェックします。
また中間検査・完了検査に立会い、適切な指示をします。

 
 

住宅完成

住宅の竣工引き渡しに立ち会います。

 
 
 
 
 
 

工事管理

 
 

工程表の作成

工事期間・工事時期・工事内容を基に、工程表を作成します。

 
 

現場管理

工程表を基に、工事がスムーズに進行するように材料の納入時期・職人の期間などを調整・管理します。
現場にて、工事の進行状況・工事内容のチェックをします。
監理者の工事内容に関する指示・手直しを直接業者・職人に指示します。

 
 

住宅完成

竣工引き渡しに立ち会います。細かい仕上げのチェック・補修・手直しをおこないます。