「大手ハウスメーカーだったら安心」の大間違い②

 

 
 
なぜ、『モデルハウス』『専属の営業マン』『新聞広告もしくはTVコマーシャル』を持つ大手メーカーは、住宅価格に見合った価値のある住宅を造ることが非常に難しいのか?
 
その理由のひとつに、膨大な会社経費がかかるシステムになっているからです。
 
豪華なモデルハウスの建築コストはもちろん、その維持費(秋田市の某大型展示場では、土地代と新聞広告を含め、年間契約料一千万以上のコストがかかっているそうです。)、専属案内員の年収分、きれいなパンフレットもそうです。
 
また、TVコマーシャルや定期的な新聞広告の宣伝費、さらには、各営業所に配備している大勢の営業マンの年収その他・・・。
 
大きな会社を維持する為には、それに見合った膨大な営業経費をかけなければならないのです。
 
そして本題に入りますが、いったいそれらの膨大な費用はどこから捻出しているのでしょうか?もちろんメーカーが出しているのですが、そのメーカーで家を建てた施主の建築費用の中に上乗せされているのです。
 
各施主が費用を分担し、そしてその分の住宅ローンの返済額が増えているのです。
 
住宅自体の性能や設備をグレードアップするための費用ならまだしも、それとは関係のない大きな会社を維持するための費用を拠出しているのを、納得できますか?
 
次号は 《大手メーカー住宅、いったい誰が建ててるの?》をお送りします。