秋田市では新築住宅の約80%、大曲市でも約60%が大手ハウスメーカーによって建てられているという話を聞きます。
私の地元、風情豊かな城下町角館でも大手メーカーの箱型プレハブ住宅が徐々に増えつつあります。
当社はそれら住宅大量販売手法とは完全に一線を引いていますが、いち建築士として、“大手ハウスメーカーだったら安心”伝説を打破すべく、ここ何週かに渡ってコラムを掲載したいと思います。
大手ハウスメーカーと一言でいっても、様々な会社規模、施工方法あると思われますが、ここで私の言う大手ハウスメーカーとは、モデルハウスと広域に渡っての営業所を持ち、専属の営業マンを抱え、新聞広告もしくはTVコマーシャルを流している・・・といったところでしょうか?
大手メーカーの強みはなんと言ってもネームバリューと営業力です。TVコマーシャルでは有名俳優・女優を起用し、そのメーカーの住宅を建てれば、誰しもが同じようなすばらしい住宅ライフが実現できる、かのように思えます。
または、内外装にお金をかけた豪華なモデルハウスをアピールして、営業マンが笑顔で「お客様もこのような住宅にお住みになれますよ。」という。
賢明な施主様であればここで気付いているはずです。いくらでもお金をかければ、CMやモデルハウスのような住宅に住むことはできます。